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方丈工房だより その62 

じょんがら塗り(津軽塗風蟲喰い模様:上)と黒溜塗り(下)です

私のHP「ウラ漁師の小部屋」内〝URARYOUSHI Custom Shop PRE-OPEN Site〟にてプロトタイプ販売の案内を致しております。今の所渓流用バンブー・フライ・ロッドと本流用グラファイト・ロッドのプロトタイプを特別販売しています(通信販売法に基づき現在無店舗型商店申請手続き中)。

さて極秘裏に塗りを進めていた総漆塗りベイトキャスティング用リール・パイプACSですが、津軽塗を手本にした津軽塗り風蟲喰い模様のプロトタイプが完成しました。加えて完全秘密裏に塗りを進めていた(と言うと聞こえは良いが、単に写真を撮り忘れてきただけの)黒溜塗りのプロトタイプも完成、今回はお披露目を致します。

「津軽塗り」という言葉は広義では〝旧津軽藩藩内で奨励されていた伝統漆芸の蟲喰い模様の手法〟を指しますが狭義では〝旧津軽藩藩内で作成された伝統漆芸〟を指します。そこで URARYOUSHI Custom Shop では『風』という言葉をつけて混同しないよう配慮してきましたが、さらに混同を避けるべく Custom Shop 内では「じょんがら塗り」と明記していく事にします。

こちらのリール・パイプは「あらかたアイデアが出尽くした」ルアー・ロッド用のカスタム・パーツに辟易していた〝通〟の釣り具屋さんやその常連さんから好反応を頂きました。人によっては「¥10,000-はくだらないんでしょお…」とこちらの販売予定価格をはるかに上回る好反応まで出る始末。しかし URARYOUSHI Custom Shop は〝釣りにガンガン使える価格帯〟をメイン・テーマにしているので¥10,000-も取るつもりはありません
そこでここのコメントやメールで「これなら¥○○○で買う!」という意見を頂けたら大変参考になります。もちろん¥100-とか¥1,000-とかでは話になりませんので現実的な本音をお聞かせ頂けたら幸いです。

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届いたブランクはすごくしなやかなストロー・ブランク&ギャリソン・ノード

さて〝本職〟のバンブー・フライ・ロッドですが、本日ビルダーさんからブランクの発送が済んだ、との連絡があり本日ブランクが届きました。残念ながらティップの太さとバットの太さが分からなかったので毎度お馴染みよろずや齋藤商店さんにパーツのオーダーを出したり仙台・中野釣具店にSiCガイドのオーダーを出したり渓流用ロッドのグリップ長を変更したりあーしたりこーしたりと、着々と準備を進めています。
今回作成するのは私個人用の Icankot 7’00” #2/3 2pcs. 1top 生正味漆下地/生正味漆塗り立て仕上げ という URARYOUSHI Custom Shop のスタンダードな仕様になります。これが商売っ気をモロに出したら最上級仕様の 生正味漆下地/透かし朱溜塗り仕上げ を作成するのでしょうが、ひとつにはHPや釣り場で見てもらう際購入に現実的なロッドのほうが良いという点、もうひとつには最上級仕様を作成しようとすると REC Reciol Guide を SRS FISHING GEARさん に輸入してもらわなければなりません。いずれまとめて買わなければいけないものですが、ボックス販売なので今回の割り振り予算からするとちょっと足が出る。足が出ても IWATA RODさん におすそ分け販売をしたりすれば何とかなるにしても、Recoil Guideの納品を待っていたらロッドの完成は下手すると梅雨の時期に…マジかよ、これ以上釣りに行くのを延期するのはちと辛い。という事で釣り欲に負けて今回は通常バージョンに決定したのです。

なにしろ漆で仕上げるというだけでその効果のほどは〝未知数〟…という事でまずは個人的に使用してみて結果を釣行記やこのブログで発表して、と皆さんにお披露目していく予定です。


さて[ウラ話]ではACS「じょんがら塗り」「黒溜塗り」についてもうちょっと詳しく紹介します。興味のある方はご覧になってください。





 
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方丈工房だより その61 

これは渓流用 Icankot 7’00” #4 プロトタイプ(IWATA ROD Blanks)

私のHP「ウラ漁師の小部屋」内〝URARYOUSHI Custom Shop PRE-OPEN Site〟にてプロトタイプ販売の案内を致しております。今の所渓流用バンブー・フライ・ロッドと本流用グラファイト・ロッドのプロトタイプを特別販売しています(通信販売法に基づき現在無店舗型商店申請手続き中)。

さて3月も第3週、ついに桂川都留地区と道志川も解禁となって本格的なトラウトシーズン到来です。そこで皆さんフライを巻いて川に行って…なんでしょうが意外と寒いしまだミッジの季節だし、何より冬の空気と春の空気が喧嘩して大気が不安定になって雷は鳴るわ風は強いわ突然雨が降り出すわで結構シビアな釣りを余儀なくされます…だからウラ漁師は解禁したからと言っておいそれと釣りに出かけないんですね。
それに一昨年去年を費やしてようやく形になってきた総漆塗りロッドですが、ヤマメ用ロッドのビルダー変更と新機種イワナ用ロッド追加という掟破りの路線変更をブチかまして、何とか実釣で紹介しないと伝わるモンも伝わらない、という事で今年は少しずつ釣行に行かなければ、とどこの川に行こうか画策しています。どんな撮影技術を駆使してもやはり釣具であるロッドは釣り場に持って行かないと輝きませんからね。こんな時日本で2番目にでかい街である横浜に住んでいる事にものすごいハンデを感じざるを得ない…なにしろヤマメを釣りに行くのも2時間は見て移動しないと話になりませんから。やはり家のすぐ裏でヤマメが跳ねて、というような環境が一番ですが、30分以内であっても今の私なら涙が出てきますね。

と都会生まれ都会育ちのシチー・ボーイ(死語)のぼやきはともかく、現在新しいビルダーさんにブランクの作成を依頼しておそらく今頃はせっせと竹を割っているところでしょう。このブランクがなかなかなもので…

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完成した基本色

とブランクの完成を待っている間ボケーッとしていたわけではありません。
ご覧の通り仙台・中野釣具店より入荷したルアー用リール・パイプ ACS/ECS/VSS の漆塗りを進めてきて、基本色である『生正味漆拭き上げ』と『黒呂色』『うるみ塗り』が完成しました。が、『うるみ塗り』は考えていたような色が出なかったのでやり直しです。
現在 ACS には『曙塗り』と『津軽塗り風蟲喰い模様』を施していて、いよいよ仕上げに取り掛かります。ようやく富士工業HPではACS/VSSの正式な値段が公表され、これから釣り具屋さんでもちょくちょく見かける事ができそうですが、URARYOUSHI Custom Shop ではいち早くカスタム・カラーを固めてきたというわけです。これは、ハッキリ言って、自慢です。

それはただ単に色を塗ればいいというだけのモノではなく、重箱の隅を突くようなウラ漁師が手がけるのですから当然「ここもかよ」なカスタマイズを施します。それはとても〝和〟なテイストなのですが…

さて[ウラ話]ではブランクの完成を待っている Icankot 7ft00in #2/3 2pcs 1top とリール・パイプ ACS/VSS についてもうちょっとお話します。興味のある方はご覧になってください。





 
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方丈工房だより その60 

こ、これは…

PENAUNPET 5ft00in #3 2pcs. PROTOTYPE(東京都・HNマー坊様お買い上げ) が完成し、少々お休みの方丈工房…と思ったでしょ?いえいえ、しっかり次の事に向かって進み始めています。もちろん昨年から試行錯誤しながら組み上げている Icankot や Kamuy Santek の仕上げもしなければならないのですが、それに加えて「ルアー・ロッド」のデザインにも着手して…手始めに上の写真を見て「!」と思った方、あなたは相当の目利きです。

富士工業さんが2007年カタログで発表して以来注目はされているものの店頭であまり見かける事のないACSとVSSです。こちらは仙台の中野釣具店さんから入手したもので、中野さんの半端でない努力のおかげで入手できたのです。感謝。それを少々置いておいたのですが、ロッドのデザインがほぼ固まりつつある現在〝狂気の〟カスタマイズ、すなわち正真正銘100%漆塗りに仕上げてしまおうと下地塗りを施し3回の下地塗りを終えたところです。渋い色を放っているでしょ?でもこれ、まだ作業途中なんです。
中野さんは一生懸命 Just Ace 製富士カスタムリールパイプを勧めてくれましたが、こういう事をするので既に塗り上げられたものでは塩梅が悪かったのです。薦めてくれたのを断ったのは、こういうカラクリがあったのです。

ACS…まだ下地塗りの段階ですが、もう渋い色になっています

で、これを見て皆さんは「プラッチックに漆なんか塗って、なんか意味あるの?」と思うことでしょう。
基本的に URARYOUSHI Custom Shop が漆を採用している理由は HP・URARYOUSHI Custom Shop PRE-OPEN Site()に新設した『漆のはなし(URL)』に記しましたが、オッソロシク薄く仕上がって頑丈でフリー・メンテナンスと言って良いほどメンテナンスが楽、という特質だけに着目しているだけの話なのですが、実はABS樹脂すなわちプラッチックのリール・パイプに施すのはもうひとつの理由があります。
これは他の工房やメーカーでさえ蔑ろにするところなのですが、URARYOUSHI Custom Shop では「触り心地」にも拘りました。高度経済成長までの日本で日常使いの食器に施されていた漆器でさえ現在の食器では得る事のできない心地良い肌触りがとても心地良いものでした。が、現在のポリウレタンや樹脂塗料はなんとなくベトベトする…これが長年使われてきて使用している側が「ベトベトしていて当たり前」となり、現在ではベトベトしているとすら感じられなくなっています。
しかし私は個人的に SHIMANO Shaula をメインに使用して以来他社メーカーの樹脂塗料でベトベトしたリール・パイプがとても不快に感じた。個人的に SHIMANO 以外のバス・ロッドを使用しなかったのは単に「リール・パイプ、特にトリガー周りがベトベトしていて気持ちワリイ」からで、関東界隈の釣り具屋さんなんかでは「富士のグリップがプラッチックだから」と説明しますが、実は皮膜で使用している塗料に問題があったんです。

VSS…こちらも渋いです 下地塗りですが

これは10.000HIT突破記念に作成したランディング・ネットを作成して気がついた事なのですが、本物の漆はカシューうるしや工芸うるし等の漆っぽい樹脂塗料ですら出せないしっとりとした肌触りがとても心地良い。心地良いのでグリップに採用してみたら…と塗ってみました。これがこちらの予想を上回る手触りの良さで、富士工業さんが悪いのではなかったのです。富士工業さん、何だったら悪口言った関東の釣り具屋さんの店舗名をリストアップしましょうか?な感じです。

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単に薄い皮膜が欲しいだけであれば従来のやり方で充分だし色が欲しいのであればカシューや新うるし等の〝なんちゃって漆〟を使用すれば充分です。しかし手触りだけは他の塗料では再現できないしっとり感があります。残念ながらニセ漆ではこの『さらっとしているのにしっとりとした』触り心地を得る事は不可能です。

国産生正味漆を惜しげもなく塗っていきます

触り心地が良ければ釣りの最中握っている事自体にストレスを感じない、ストレスを感じないからグリップから伝わる信号を手で感じる事に集中できる、それも極薄なので限りなく「何も塗っていない」状態に近いのでよりダイレクトな信号を感じ取る事ができる、というわけ。バスやシーバス或いは管理釣場で「繊細な釣り」を自認して釣りをしている皆さんであればあるほどこれがいかにすごい事か、お分かりでしょ?
もちろん今の時期の北海道や北東北のように部屋の中と外の温度差が40℃以上あるような状態では外で長時間釣りをしてストーブのガンガン聞いた部屋にいきなり持ち込んでストーブの脇に置いたら漆は割れることがあります。が、他の塗料でも割れる事がありますよね?だから晩秋~初春くらいまでの間は玄関で靴と一緒に1時間ほど置いてワンクッション置かなければなりません。面倒な事と言ったらこれくらいでしょうか。

変わり塗りを施すために朱の色漆も塗っていきます

現在決定しているのは〝トラウト用のフィニッシュは生正味漆塗り立て仕上げ〟〝バス・シーバス用のフィニッシュは黒呂色仕上げ〟を標準仕様とします。オプションとして『古代朱』『うるみ』『曙』『切箔塗』『津軽風虫食い模様』を予定しています。もっともトラウト用の上級グレードではリール・パイプ自体別のメーカーのものになります。このあたりは現在塗っている『試作品』の完成を待って発表したいと思っています。

…と、ここまでで終わったら「あれ?フライはもうやんないの?」となりますが、どっこいフライも動いています。そこで[ウラ話]ではフライ・ロッドに関しての新たな展開を紹介します。興味のある方はご覧になってください。





 
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