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方丈工房だより その71 

完成しちゃいました ICANKOTの全貌です(クリックすると 800x70 で表示します)

私のHP「ウラ漁師の小部屋」内〝URARYOUSHI Custom Shop PRE-OPEN Site〟にてプロトタイプ販売の案内を致しております。今の所渓流用バンブー・フライ・ロッドと本流用グラファイト・ロッドのプロトタイプを特別販売しています(通信販売法に基づき現在無店舗型商店申請手続き中)。

さて途中で色々ありましたが、渓流用ヤマメロッド“ICANKOT”が完成しました。
なにしろブランク・ビルダーの変更と漆芸品店の変更・使用する漆のグレードアップ、など幾つか生命線を乗り越えて、およそ1週間の遅れでの完成です。途中で漆の無色化の実験を行って、見事に失敗しましたしね。

で、仕上がりですが…自分の手元に置いておくロッドなのでグレードの落ちる素材を使用しましたが、それでも「他のロッドとは明らかに違う」感がプンプン漂って…これは、あなたが持っていたら絶対に隣の釣り人に自慢したくなるに違いない、とひとりほくそ笑んでしまうのです。で、一振りしてみると良く分かる…「これは、釣りが楽しくなるぞ♪」と。

塗立梨地漆のスレッド・フィニッシュ…春慶漆より見た目も良くなっています(クリックすると 800x450 で表示します)

で、今回の個人用プロトタイプ作製で修正点を見つけ、今後の作業に補正を加えます。
前回も触れましたが、スレッドはもっと細いものを使用します。というのも完成して見てみたらスレッドが透けているのがいまひとつ良く分からない。いや、日光が燦々と降り注ぐ日なたで見れば確認はできますよ。しかし注意深く見ないと良く分からない。それにスレッドを細くしたほうがより素のブランクに近いベント・カーブに近づく。それが目的で漆を使用しているのだから、スレッドも細くしてしまえ、というわけ。

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続いてグリップ回りを。

グリップは Flor Plus + リール・パイプは Birdseye Maple …の、捨ててしまう部位(クリックすると 800x350 で表示します)

なかなかいいでしょ?
でもコレ、個人使用のロッドですから Flor Plus のコルク・グリップに Birdseye Maple のリール・パイプ、の、捨ててしまう部分を使用しました。何度も言いますが、いい部位は全部お客様へ、という大原則から少々グレードの落ちたパーツを使っていますが、それでもいい線行っているでしょ?

リング&ポケット(クリックすると 800x450 で表示します)

リング&ポケットも漆塗り。これは黒呂色漆でガッチリ塗り上げています。黒染め液で染めた(腐食させた)ものとは黒の深さも輝きも、全然別物でしょ?何しろこちらはお武家様の甲冑や腰のものと同じ技法を用いていますから…

ネームも漆(クリックすると 800x450 で表示します)

バンブーロッド・ビルディングではネームは最初に入れちゃうか最後に入れるかのどちらかですが、このブログでも散々触れた通り URARYOUSHI Custom Shop では総仕上げでネームを入れます。それも他の塗料では弾いてしまうので(!)黒呂色漆をペンで書き込んでいきます。だからよーく見ると文字が盛り上がってんです。

さて[ウラ話]ではいよいよこのロッドを持って釣り場に…なんですがそんな話も絡めながらついに始動する“計画”についてお話します。興味のある方はご覧下さい。





 
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方丈工房だより その70 



私のHP「ウラ漁師の小部屋」内〝URARYOUSHI Custom Shop PRE-OPEN Site〟にてプロトタイプ販売の案内を致しております。今の所渓流用バンブー・フライ・ロッドと本流用グラファイト・ロッドのプロトタイプを特別販売しています(通信販売法に基づき現在無店舗型商店申請手続き中)。

「ウラ漁師の小部屋」「ウラ漁師の小部屋の小窓」並びに“URARYOUSHI Custom Shop”では何気にダライ・ラマ14世並びにチベット自治区解放を支持します。

さて注文していた漆が火曜日に到着。早速スレッド留めを施していきます。作業が遅れている分気は逸りますがここは腰を落ち着けて…

早速塗立梨地漆を塗り込みます

早速漆を塗り、固着させます。
今回から使用する透漆は春慶漆から塗立梨地漆という漆を使用します。この漆は春慶漆より透明度があり、色味も少々黄色がかっているのが特徴です。なお“梨地”というのは漆芸テクニックのひとつで仕上げ表面をブラック・マヨネーズのブツブツのほうの肌のようにわざとザラザラに仕上げる手法を指しますが、これはその手法を用いる際に使用する漆ということ。しかし漆そのものがウッチャンナンチャンの南原やヤンキース松井のようなブツブツに固着するのではなく、仕掛けを施さなければほかの漆同様キレイに仕上がります。

で、ここに来て思った。今使用しているスレッドはちょっと太いなぁ、と。
以前ルアー用サクラマス・ロッド(グラファイト)の問い合わせを下さった方が「ロッドの自作をするのだが、スレッド周りがキレイに仕上がらない」という旨を記していましたが、そういう人は使用するスレッドの番手を細いものに交換するといいんです。
最初は細くすることに抵抗を覚えますが、細いほうが実は簡単にキレイに仕上がったりします。理由は細いから凸凹の起伏が小さくなる、細さにもよりますが極端に細くなければ太いのと作業性は大差なかったりしちゃうんです。実際私も以前グラファイトやグラスのロッドを作成する際フライ・タイイングのスレッド6/0を使用していました(単価は高くなります)。
ただしどれもコレも『最低ロッドラッパーを用意して』の話。ロッド・ラッパーはあったほうがいいですね。

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で、実はもう本日3回目のスレッド塗りを施し、現在固着を待っています。
今日は塗りを施す前にちょっと〝以前からやってみたかった事〟をやってみました。

動画撮影の静止画取り込み画像です

そういえば木固めエースでネットを作っているどこかの工房が「こんなに曲がります」と自社製作の竿を実際に曲げて自慢していたなぁ…ハッキリ言って「ウチの竿のほうが良く曲がるぞ」と思っていたのですが、口先だけなら何とでも言えますよね。俺はアメリカ合衆国大統領だ、とか。

そこで実際に曲げてみました。それもよせばいいのに普通に使っていたら「こんな曲げ方しねえ」という曲げ方で。

それでもここまで曲がっちゃうんです。
本当は前回作成した PENAUNPET でやってみたかったんですが、アレは最終プロトタイプとはいえ人様が購入する分で、むやみにこんな撮影を行ったら買う人にしてみりゃ不愉快なモンです。でも作っている側に言わせれば「コレくらい曲がるだろ?」と手に伝わる感触で分かっていたのです。そこで急遽「自分用」を購入したというわけ。自分の竿なら喩え折れても被害者は最小単位で済みますから。
障子の前で撮影したのはティップがほとんどグリップ先端の位置まで届いているという事が良く分かるようにするため。さすがにティップがリール・シートにくっつく、というほどのしなやかさはありませんが相当しなやかです。実際「こんなに曲がります」と自慢していたネット工房のロッドより曲がっています。これは、テーパー・レシピによる所も大きいのですが、同じくらいのファクターで“総漆塗り”による極薄塗装がモノを言っているのです。

つまり皮膜の厚みがベント・カーブの妨げになるが、元々柔軟性に富んだ極薄の漆はほとんどベント・カーブの妨げにならない、というわけ。だから「ガンガン釣りをしたい人こそ総漆塗り」というのです。

さて[ウラ話]では新しく採用した“塗立梨地漆”の塗り込み作業と今回公表した“ベント・カーブから見えてくる事”について触れています。興味のある方はご覧になってください。




 
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方丈工房だより その69 

完成した Kamuy Santek プロトタイプ(クリックすると 800x450 で表示します)

私のHP「ウラ漁師の小部屋」内〝URARYOUSHI Custom Shop PRE-OPEN Site〟にてプロトタイプ販売の案内を致しております。今の所渓流用バンブー・フライ・ロッドと本流用グラファイト・ロッドのプロトタイプを特別販売しています(通信販売法に基づき現在無店舗型商店申請手続き中)。

どうもお久し振りです。皆さん、GWは釣りに出掛けました?私は相変わらず竹竿を目の前にして悪戦苦闘を続けておりました。そんでもって、できちゃったんですよ。個人所有用の渓流用“Icankot”と湖沼用“Kamuy Santek”が。
見ての通り Kamuy Santek は見ての通り超カッコ良い♪なんてったってファイティング・バット一体型のリール・シートがいい感じでしょ?個人的にはこういうのが“大好物”です。自慢をするとリール周りのパーツはSAGEでも正式採用しているREC製で、ネジ部分は残念ながら漆塗りではありませんが、グリップ側の金具とリール・パイプはしっかり漆を施しています。

リール・シート周り(クリックすると 800x450 で表示します)

加えてグリップは今時のメリハリの無いフルウェルではなく昔ながらのメリハリのあるグリップに。最近の痩せ過ぎのモデルより50年代のマリリン・モンローやイングリッド・バーグマンやブリジッド・バルドーみたいな…何よりこういうのがサム・オン・トップが握りやすいんですよ。これがブログで伝えられればなぁ…

もっとも Icankot に関してはまだ最後の作業・スレッド留めという作業が残っているんです。このGWも遊びに出ずせっせと作業を施していたのですが、これがまた…

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別に私が尊敬するクラレンス・レオ・フェンダーを真似しているわけではないんですが、ちょっと先行して Kamuy Santek のスレッド留めを施している時ふと思った。
「時間が経たないと透けてこないのは、じれったいなぁ…」
と。実際シルク・スレッドを使っているのだからスレッド留めを施したらガイドの脚が透けて見えて当然、なのですが元々色が付いている春慶漆だと新品納品時には強く光を当てないと透けて見えないのです。

新品時にはほとんどガイドの脚が見えません(クリックすると 800x450 で表示します)

前々から感じていたのですが、どうしても納得できないのでここで“ある成分”を使って漆を脱色させる手法を自己所有竿“Icankot”に施してみようと実行しました。

で、実際に施してみたら…

Icankot に〝実験的に〟施した脱色生正味漆 ですが思わぬ事態に…(クリックすると 800x450 で表示します)

春慶漆だと含有している油の成分が邪魔になって色が付いたままになる、という事で生正味漆に“ある成分”を混ぜて塗り込んでみると…ご覧の通り見事に透けました。よし!これで行こう。と固着に入れたのですが…3日経っても固着しない。

20080404035049.jpg

固着してくれなきゃ意味が無い。そこで最も透明度が高いといわれている“立梨地漆”を取り寄せて塗り込んでみよう、と本日オーダーを入れました。実はこの漆に関しても色々ありまして…

さて[ウラ話]ではGWを挟んだ本日までの試行錯誤と、もののついでにKamuy Santekの簡単な写真を記していますので興味のある方はご覧ください。





 
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