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方丈工房だより その53 

今年はウチにメジロがやってきました

横浜と言うと『カンケーないね』で一世を風靡したあのふたりの刑事ドラマの影響か、ファッショナブルな街というイメージが常に付き纏っているようですね。実際にここで産まれて育った私に言わせるとこの手のイメージを語りたがる輩を見ると「やーい、田舎モン♪」と鼻先で笑うわけですが、なるほど言われてみれば服装なんかは色合わせやデザインは気を使って当たり前、派手に飾り立てるんじゃなくて小粋にさりげなくセンスを見せるというものを良しとします。そう考えるとウラ漁師もファッショナブルな街の住人〝らしい〟ところがある、という事ですかね?漆塗りひとつとってもフレーム全体に虫食い模様を入れるのは〝究極のダサい仕上げ〟とバカにしてますし…地元のことって、意外と分かってないものなのかもしれません。
方丈工房はそんな横浜に構えているわけで、「ファッショナブルな街」というイメージからは考えられないような環境にありまして、この冬はメジロが通っているのです。去年の冬はシジュウカラだらけで今年はメジロ、晩春から秋の終わりまではメジロと土鳩が通ってくる。以外でしょ?比較的警戒心の薄いメジロは朝になるとチーチーチーチー鳴きまくって〝メジロ祭り〟となるのです。とっても意外でしょ?こないだなんかメジロ祭りの最中にスズメとシジュウカラがやってきて激しい餌場の争奪戦が繰り広げられ、最近ではメジロ祭りが始まるとどこからとも鳴くヒヨドリがやってきてメジロ達を蹴散らして…と一見すると平和な光景も良く見ていると厳しい生存競争が垣間見える。これが横浜の市街地のど真ん中というのが、興味深いでしょ?

さてオーダー頂いている東京都HN・マー坊様の Penunpet 5feet00inch #3 のビルディングその2です。
先日グリップ周りとメタルパーツの接着を行ったわけですが、少々固着が弱い部分があって固着を1日余計に取って本日17日、ラッピング作業に入りました。特に写真撮らなくてもいいでしょ?作業中は。どうせロッドラッパーの上でササッと仕上げているのですから。

ラッピング作業が終了したロッド…クリックすると640x360で表示します

本当にロッドラッパーがあれば作業はすこぶる楽ですね。そこでプロトタイプだからこそできる〝思いつきの飾り巻〟を少々施しました。

実はここまで出来上がると売るのが惜しくなってくる…いや実際にはもうお金を貰っているので売りますよ。ちゃんと配送いたしますよ。しかし見れば見るほど売るのが惜しくなる。特に今回のように真ん中に〝肺炎〟なんぞと言う今までかかったこともないものにかかって中断した事や仕上がりがとてもきれいに仕上がっている事など、いろんな側面から〝手元に置いときてぇなぁ…〟と親心にも似た感情に囚われるのです。
よく和竿師は『竿を嫁に出すようなもの』と表現しますが、美人の娘であればあるほど嫁に出すのが惜しくなる、う~む…竿1本でこんな感情に囚われるのだから、実際に娘が生まれたらとんでもないほど彼氏にイヤな親になる事は必定。その前に嫁がいないと話にならないんですけどね♪

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春慶漆を塗り込みます

彼女を募集して久しいですが URARYOUSHI Custom Shop に出資している手前逆立ちしてもデート代も出ない現状、いやデート代が出たとしても竿作りに急がしい現状を考えると付き合うならキャリア・ウーマンのような仕事に精を出す女性で激痩せする前の熊田曜子とか伊東美咲とか深田恭子みたいな顔で性格は少々強気なんだけど性格良くて一人っ子で資産家なんだけどお父さん死んじゃってお母さん病弱で広大な土地持ちでって人、いないもんスかねぇ…

とオフィシャルな寝言はともかく、マジメにラッピング留めを施します。

ここで威力を発揮するのが春慶漆でして。
元々飛騨春慶や木曾春慶では本来木地に施す下地塗りを施さずイキナリこの春慶漆を塗り始めます。下地に手を施さないから木地の木目が美しく現れ手触りも生の木のように木目の凹凸が楽しめ、下地作業を省略することでコストダウンが図れる、という漆にしてはかなりお手軽な手法なのです。以前はスレッド留めでも下地を施していたのですが、春慶漆の特性を考慮して今回は下地を施さずにイキナリ塗り込みます。
塗ったらすぐに室に入れるのではなく、スレッドに染み込むまで寝かせておきます。

寝かせたら和紙で拭き取ります

染み込んだら巻き目に対して垂直に和紙で拭き上げ、室に入れます。これを計8回施したらついに完成です。

本日の作業はここまでです。

というわけで1日1回重ね塗りをしたとしてあと8日で完成となりますから、2月25日には納品となります。東京都HN・マー坊様、お待たせ致しました。





 

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