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方丈工房だより その74 

先月既に完成していた Brodin“改”…これはウラ漁師の個人所有で参考商品

ひっさびさの更新です。
私のHP「ウラ漁師の小部屋」内〝URARYOUSHI Custom Shop PRE-OPEN Site〟にてプロトタイプ販売の案内を致しております。今の所渓流用バンブー・フライロッドのプロトタイプを特別販売しています(ネット・ショップ用サーバ選定中)。

夢中でいろんなモン作っていたら、ブログをこんなに放置しちゃいました。せっかく覗いてくれた皆さん、申し訳ありませんでした。

おまけに『モヤモヤさまぁ~ず2』のOAにどっぷり嵌ってDVDまで購入してこのところ文章がナレーションのショウ君(PENTAX VOICE TEXT)の口調っぽくなっちゃうし…なんですが、やる事はしっかりやっています。
例えば、ネット・ショップのサーバはTeacupとここFC2の、両方でやっちゃえば良いか、と決定したが考えてみれば私は清原や織田裕二やさまぁ~ず大竹・三村と同い年。っつー事は、本厄ジャン。と気がついたのが今年の8月。気づくの、遅えよ。本厄で店開くって、どうよ?根拠はウッスいけどなんか絶対上手くいかねえ的なヤな感じなので2009年オープン目処で色々準備していくことに決めました。
っつー事でカード決済したい方は、もうちっと待ってて下さい。クロネコヤマトのカード決済とかも視野に入れて一番良さ気な所から始める予定ですから。

と色々書かなきゃいけないんっすけど、どこから手をつけたら良いものか…

やっぱ、URARYOUSHI Custom Shop はメインが『総漆塗りのバンブー・フライロッド』っつーのが売りなわけだから、まずは、作製途中の EMUS 9’00” #8 3pcs. スイング&ターン専用機 から紹介するっす。

EMUS 9’00” #8 3pcs 柿渋下地/ 塗立て梨地漆仕上げ

あとはガイドをつけるだけ(クリックすると 1024x120 で表示します)

もうほとんど完成しているんっすわ。8月には塗りも完了してパーツを組み込んで、あとはガイドをつけるだけっつートコまで仕上げたっす。
もちろんそのまま放置していたわけではなく、構えた時のバランスとか、荷重が掛かった時のしなり具合なんかをいろんな角度から検証していたんっすわ。本当はこの工程もブログで発表するとウケが良かったんだろうけど、結構企業秘密的な内容があったんで極秘裏に勧めてまいりやした。
特に極秘な点はフィニッシュに採用した柿渋下地っす。下地に5年モノの柿渋を3度重ね塗りを施して塗立梨地漆を5回重ね塗りっつー、トリッキーな塗りを施してみたっす。下地が柿渋っつー事で今までの生正味漆の下地より塗りが少々厚くなる、っつー事で返りが少々モッサリする、モッサリするから皆さんのイメージしている『バンブー・ロッドらしい』振り心地になるんすわ。

もっとも企業秘密的手法で柿渋も薄く塗り込んでいるので一般的なバンブー・ロッドよりチョイシャキッとしているんっすけどね。

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続いて作業を続けてきた BRODIN の総漆塗り仕上げっす。

BRODIN 総漆塗り仕上げ

8月に作業は完了しているっす(クリックすると 800x450 で表示します)

8月に既に総漆塗りは完了しているっす。なんだけど生正味漆は見ての通り琥珀色がすんげえ濃いから、素地がイマイチ伝わんないんだよね。
っつー事で公開を躊躇っていたんっすけど、これも下地を柿渋に変えて塗立梨地漆を施す事でかなり回避できそうっす。っつー事で、もうちっと待ってもらえば皆さんに販売できるフィニッシュを紹介できそうっすわ。

で、今回の改造は塗りばっかじゃなかったんだよね。

実は私が持っている TIEMCO 時代の BRODIN は中古で購入したもので、ネットがどこかのものに付け替えられてたんっすわ。これが2サイズくらいカイデーな奴で、ユッルユルでドイヒーな状態だったっす。これを期に付け直しちゃえ。っつー事で色々と探してみたんだけど、なかなか無いんっすわ、いい感じのリリース・ネットの替えネットって。ホントはBRODIN純正がいいんっすけど、今はどこも扱ってないんだよね。
諦めかけていたトコでネットサーフィンをしていたら、東京都練馬区の Current Craft さん で販売している在庫アリの替えリリース・ネットを発見。ネットの販売価格は¥1.600-を¥1.000-!色合いも落ち着いたオリーブ(イエローは¥1.200-)と悪くない。何よりフレーム内周を明記しているので張替えにはとても嬉しい。そこで早速こちらのネット・ショップからオーダーを出しちゃったんだよね。

これがこちらの想像超えてきたっす。伸縮性があってなかなかしなやかで、今後 URARYOUSHI Custom Shop でネット・フレーム作るような事があったら正式にネットとして採用したいと思っているっす。

っつー事で個人所有の BRODIN〝改〟 はこんなんなってるっす。今後CAPSから再販されたBRODINをベースに改造(ネットは純正をそのまま使用するけど)して販売する予定っす。

さて[ウラ話]では新たに着手しているルアー・ロッド関連の話をしておきます。興味のある方はご覧になって下さい。




 
[ウラ話]

APYU for Lure Fishing Rod

APYU プロトタイプ・ブランク

今回紹介したバンブー・フライロッド EMUS で採用した 柿渋下地 は、いろんな所で応用が利くんだよね。先に紹介した BRODIN総漆塗り仕上げ なんかも応用できちゃうし。何より単価が安い柿渋のおかげで値段を抑えるのが充分可能なんっすわ。

っつー事でできるだけ単価を抑えて良いものを、っつーコンセプトで作っているソリッドグラス・ブランクのルアー・ロッドに採用してみたっす。
最初のプロトタイプは漆をチョイ厚塗りしちってシワッシワな縮みが出ちった。っつー事でこのブランクは飽くまで写真撮影用、販売できねえっす。でもこれのおかげで漆を塗る回数が決定したので今後は縮みが出ることはないっす。

今回作製しているソリッドグラス・ブランクのルアー・ロッドは6:4調子(ミッド・ファスト・テーパー)なんだよね。
っつーのも最近流行の『渓流でロングビル・ミノーをトィッチング』的な釣りに対応するためのロッドっつーコンセプトだから。でも基本グラスロッドだからロングビル・ミノーじゃなくてもスプーンでもスピナーでも使えちゃうんすわ。それにミッド・ファストだからキャスティングのタイミングが取りやすいし、基本フィニッシュが薄いので意外とシャキッとした振り心地なんっすわ。

っつー事でマニアックな突き詰めた釣りをする人はもちろん全くの初心者でも楽しめるお利口さんなロッドなんっす。

おまけにこのロッド、買った人のアイデア次第ではいろんな釣りに使えちゃうっす。
例えばルアーでの港湾メバル釣り。基本足元から攻めるメバル釣りでは長いロッドが邪魔だったりするんだよね。そこで5ft00inっつーショートロッドで攻めると、楽しいんっす。
例えば最近流行のルアーでのマアジ釣り。基本追従性に優れたグラスロッドなので口が薄いマアジを狙うのに有利になるっす。
例えばドーム船でのワカサギ釣り。専用だとチョイ辛いけど誰かに誘われて行かなきゃなんねえ的な追い込まれた状況だと意外と役に立つっす。ガイドが小せえから氷上穴釣りには完全不向きっすけど。

で、このロッド“APYU”はULで5ft00inのみっつー設定で ¥15.000-(税込・送料別) っつー痺れる価格。

中野釣具店さん経由で特注ブランクの到着を待っているところっす。URARYOUSHI Custom Shop は基本バンブー・フライロッドの工房なので APYU は年間本数完全限定生産で丁寧に作っていくっす。もしガンガン売れても、量産はできねえよ。

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URARYOUSHI Custom Shop Customized VSS

これはプロトタイプのコルクベース・漆塗りグリップ

さて新製品情報的なお話っす。

以前総漆塗りの VSS を紹介したんだよね。
でもじょんがら塗り(津軽塗風)等派手な仕掛け塗を施した ACS のおかげで随分〝地味〟に映って、正直存在感薄い的な VSS だったっす。
で、APYU を設計する時リールパイプ周りを安く仕上げたいっつー結構マジな課題をクリアするために VSS を採用することにしたんっすけど、フツーに売られてる既製品のコルクパイプ使うと、なんかバスの匂いがプンプン漂って、ハンパなく気持ちワリイロッドになっちゃうんだよね。
それに既製品だと妙に太い形状に仕上げているんっすよね。だから細身に仕上げている VSS が台無しっすわ。っつー事でチョイと使えねえよ、なんっすわ。

そこで最初プロトタイプとして既製品のVSS専用コルクパイプを削って糊付けして原型を仕上げてみたんだよね(上写真)。いい感じだったんっすけど、なんか硬さが…柔らかいでもねえ硬いでもねえ、それがなんか気持ちワリイ。っつー事で採用したのが 桐の削り出し っつー技を大胆に取り入れたグリップっす。

高え高級箪笥なんかの材料で使われることが多い桐に穴を開けて、あとは切り出し(小刀)1本で削ってこの形に仕上げたんっすわ。桐は加工が楽な柔らかい木で、バルサより硬さがあるっつー事でいい感じに仕上がっているっす。

現在刻苧の真っ最中

結局1本1本切り出しだけで削り出しているから、微妙に接地するところに隙間が開いてたりするんっすわ。それに相手は木だから凸凹してたりするんっすわ。これを修正するために刻苧(コクソ)っつー漆で作ったパテを盛って調整していくんっす。今はその作業の真っ只中っす。

これに『布着せ』『錆付け』っつー作業を加えて研ぎ出し、漆を重ね塗りして完成させるんだよね。

このグリップ、単に他にはない変わったデザインっつーだけではなく、驚くほど握り心地がいいんっす。その辺スゲエ考えて作ったんで、バッチリっすわ。
あまりに出来が良いグリップになったんで、このままバスロッドやシーバスロッドを作る時にはもれなく採用しよう、と考えているっす。評判良ければパーツとして販売っつー事も。今後の展開にご注目っす。





 
[さらにウラ話]

追記…フェルール修理編

修理もとっくに終わっています

最後に、個人所有バンブー・ロッド“ICANKOT”の、すっぽ抜けてしまったフェルールの再装着っす。
とっくに修理を完了させたのですが、うっかり写真を撮るのを忘れちったんだよね。そこで作業手順を別のロッドで示しますと…

フェルール接合部分に1mm未満の溝を6本掘り込む(これはEMUS)

ブランクのフェルール接合部分を軽く研いで溝を掘り込むっす。こうして糊漆がフェルールとブランクの間に入り込むようにするんだけど、あまり研ぎすぎたり溝を深くもしくは幅広に掘りこんでしまうと強度が落ちたりフェルールがガタついたりして気持ちワリイ事に、なっちゃうんだよね。この適度な按配が難しいところっす。
別にエポキシで付けちゃえばいいじゃん、ブランクに漆を塗っているわけだしそこまで漆に拘らなくても、と思う人もいるんじゃねえの?でも糊漆で接着すると実釣の際とっても便利な目に遭うんだよね。っつーのも…

フェルールをライターで熱すると固着しても怖くない♪割と衝撃的映像っす

フェルールの宿命は『固着する事がある』っつー事。
ちょっとした理科の実験目線でいうと〝フェルール内と外の空気の気圧差が生じた時フェルールは固着する〟わけで、〝フェルール内に水が浸入すると♂♀フェルールの接地面が完全に塞がれて外気が完全にシャットアウトされると固着はより起こりやすくなる〟っつーわけ。皆さん理屈では分かっていてもついやってしまう、なかなか厄介な問題っすね。
不幸にも固着しちゃった場合ムリに引き抜かずにフェルールに溜まった水が蒸発して外気が通るのを待つしかねえんだけど、 URARYOUSHI Custom Shop ではなかなか乱暴な手段を前提に設計しています。

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写真の通りフェルールをライターで炙ってフェルール内の気温を上げて気圧をあげていく、ついでに熱する事でフェルール内の水分を蒸発させてしまえ、とかなりの〝荒業〟を用いると意外と簡単に抜けてちゃうんだよね。ただし長時間炙りっ放しだと中の空気が膨張しすぎて〝スポン!〟とトップがどっかにすっ飛んでしまいかねないのでこまめに「抜けるかな?」と軽く引っ張ってみる必要があるんっすわ。
そこでチョイと考えて下さい。もしフェルールをエポキシで接着していたら…引っ張った途端フェルールがブランクからスポンと外れてしまいますね、何故ならエポキシは熱せられると溶けるから。糊漆だと熱に強いのでこんな荒業もできる、っつーわけ。

ライターで炙ったところでビクともしない漆…よーく見ると煤を拭き取ってるんですが伝わっているか?

元々熱に強い漆はライターの火程度ではビクともしません。だからブランクやフェルールにまで施しているわけですが、これがエポキシやニスだったら…焦げちゃいますね。ましてやオイル・フィニッシュだったら…下手すりゃ燃えちゃいますね。黒染めメタル・パーツだって長時間炙っていたら焦げ付いちゃいますね。嫌っすよね?焦げが残ったロッドってなんか悲しいっす。
しかしいくら熱に強いと言っても調子に乗ってしょっちゅう炙っていたらヘンな曲がり癖が付いちゃうっす。何しろ反りが生じたらアイロンを直に当てて直すほどですから竹の性質そのものを変えているわけじゃないんっすわ。この荒業は URARYOUSHI Custom Shop 製品のロッドで、もうにっちもさっちもいかないと追い込まれた時だけ試して下さい。

尚URARYOUSHI Custom Shop 製品以外のロッドで炙ったら焦げた溶けた、と言われても責任は持てません。


っつー事で、かなり更新サボっていたうちにやってきた事をドッカンと記しておきました。最後まで読んでくれて、お疲れちゃん♪





 

コメント

お礼

ご心配おかけしましトゥ。
本文にもあるようにいろんなモンが頭に浮かんで、それを作るためのデザインやら作業手順やら実際にやってみるやらで忙しかった+タカ&トシのタカ並に体重が増えてしまったためにダイエットを始めた(HP内コラムで触れています)ため更新が思い切り遅れただけなんです。病気になったりこないだみたいに怪我したりしたら「コリャおいしいネタじゃん♪」と更新しますから。
札幌は雪なんっすね。雪国に赴任していた頃、雪が鬱陶しいのは重々分かっていても顔がほころんだのを思い出します。つくづく縄文系日本人の末裔であることを実感する季節です。が、横浜は寒くなんねえんだよなぁ…

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